2012年06月22日

6 月12日 石田流vs右四間@

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開始図が今回のテーマです。石田流に対して右四間で対抗するというのは最近現れた指し方です。本筋感こそないですが、指されてみると案外困るということで研究テーマに選ばせていただきました。
 さて、ここからの指し手は当然7四歩だと考えていたので皆さんの第一感が6八銀だったのには少し驚きました。どうも自分の感覚が少しずれているみたいです。そんなわけでここから6八銀の手順を研究しました。
 開始図からの指し手
▲6八銀 △6五歩     ▲同 歩 △8八角成 ▲同 飛 △3三角
▲7七角 △6五銀(第一図) ▲3三角成 △同 桂 ▲7七銀 △6六銀
▲同 銀 △同 飛     ▲6八飛 △同飛成 ▲同 金 △7九飛
▲7八銀 △4八銀      ▲6九金 △4九銀成 ▲同 銀 △6七角(第二図) までで後手よし。

ろ.gif
 先手は6八銀と上がっているのが痛いところ。角交換に飛車で取るしかなく、飛車の位置がかなり悪くなってしまいました(攻めに使えない、角のラインにはいる)。3三角もそつのない利かしで第一図となると、打ち合った角が負担になっています。結局角交換しなければならず、後手の一手得になりました。
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 第一図以下、銀交換となったとき6七歩、と謝る手もありますが先手としては不満です。後手に手がありそうな展開ですが、この場合は最善かも知れません。飛車ぶつけの捌きが振り飛車らしい一着。7九飛打には7八銀打で対抗する狙いを秘めています。そのため一見後手が飛車を打つのは無理気味に見えますが、最終手6七角が妙手で後手の攻めは切れそうもありません。丁寧に攻めれば後手勝ちでしょう。結局、先程の6七歩と謝り、八筋逆襲が先手の狙いとなりそうですが、後手からも手が作れそうなので6八銀の変化は先手悪そう、が私の見解です(留井)

 
タグ:tomei_
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2012年04月26日

2012.4.24 定跡講座 「横歩取り△4五角戦法」

記:tdgqr730

 今回は定跡講座を行いました。テーマは横歩取り△4五角です。

テーマ図(20手目△4五角まで)











この戦法はかつて若き日の谷川浩二によって指され、活躍の原動力となりました。現在では研究され尽くしており「先手無理筋」との結論が出ているようで、プロの間ではもはや全く指されていません。

しかし、アマにとっては厄介な戦法であることは間違いありません。また時間の短い将棋では、勉強して知識が多い側が有利といえるでしょう。

 以下には、今回の講座で検討した変化を掲載しておきました。全てを載せると膨大な変化になるので、コメント欄に分岐を付けたkifファイルを貼っておきます。棋譜管理ソフトにてご参照下さい。

29手目▲3六香に△同角の変化










29手目▲3六香に△6六銀に対して▲3三香成と攻め合いを目指した場合










29手目▲3六香に△6六銀に対して▲5八金と面倒を見る場合








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2012年04月20日

2012.4.20 講座:好形・悪形 其の1

序盤を考える上で知っておきたい好形・悪形がある。今回は二駒間の関係を中心に考えてみる。

さて、悪形の代表格といえば「玉飛接近形」だろう。だが好形はというと意外にわからない。そこでいくつか例を挙げてみた。

@二枚金の好形
二枚金は縦、または横に並ぶ形が、お互いに紐がついていて堅固である。斜めに連結していると、下側の金が浮いてしまう。

A二枚銀の好形
上項からするに二枚銀は斜めに繋がっているのが好形のようだが、この場合は、上側の銀の後ろ、下側の銀の横が共通の弱点になってしまう。二枚銀の場合も縦または横に並ぶのが好形で、この連結自体は堅いものではないが、隙のなさが特長である。
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(これらの図はあくまで二駒の位置関係だけを示しており、「金が7八と7七に居るのが好形」などということを示しているわけではありません)

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「悪形」としましたが、これはあくまで上記の理論のみに基づいて考えた場合であります。「好形」に関しても同様なことがいえるでしょう。実戦では様々な要素が絡み合うので、総合的に考えなくてはなりません。

B金銀の好形
銀の斜め後ろに金のある形、金の後ろに銀がある形が堅い。後者は金の斜め後ろ、銀の横が盲点になってしまうが、例えばここに相手のと金が来ても銀を逃げられるので斜めに繋がった二枚銀のときほどは痛くない。
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銀の斜め後ろに金がある形は、美濃系の囲いの堅さの秘訣だろう。

C飛金の好形
特に下段飛車で、前に1マス横に2マスのところにきんがあるのが良い(言葉での説明はなかなか難しいので図を見て下さい)。
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ご覧の通り、飛の弱点である斜め前を金がカバーし、金の弱点である斜め後ろを飛がカバーしている。

取りあえず今回はここまで。
堅い好形(@B)とバランスの良い/隙がない好形(AC)に区別できることはおわかり頂けると思う。実戦ではこれらを組み合わせていくことを考えたい。そうやって組み立てた陣形の例を挙げる。
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例1と例2は二枚銀の好形を含んでいるが、前述の通り二枚銀は堅いというよりは「手厚い」ので、陣形の上部に配置し、玉の最側近には金をおいている。
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