2013年03月24日

2013.3.24 中飛車今昔第四回

前回の大山羽生戦は番外編なので、今回は再び松田茂役。

1局目
開始日時:1950/12/00
棋戦:順位戦
戦型:中飛車
場所:東京都中野区「将棋連盟」
持ち時間:7時間
手合割:平手
先手:佐瀬勇次
後手:松田茂役
*棋戦詳細:第05期順位戦B級
*「佐瀬勇次七段」vs「松田茂役(茂行)七段」
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 2五歩(26)
6 3三角(22)
7 4八銀(39)
8 3二銀(31)
9 5六歩(57)
10 5四歩(53)
11 3六歩(37)
12 4三銀(32)
13 6八王(59)
14 5二飛(82)
15 7八王(68)
16 6二王(51)
17 6八銀(79)
18 7二王(62)
19 5八金(49)
20 6二銀(71)
21 9六歩(97)
22 9四歩(93)
23 3七桂(29)
24 6四歩(63)
25 7七銀(68)
26 3二金(41)
27 7九角(88)
28 5五歩(54)
29 同 歩(56)
30 同 飛(52)
31 2四歩(25)
32 同 歩(23)
33 同 角(79)
34 同 角(33)
35 同 飛(28)
36 2三歩打
37 2六飛(24)
38 3五歩(34)
39 2二歩打
40 3三桂(21)
41 2一歩成(22)
42 3六歩(35)
43 同 飛(26)
44 6三角打
45 2六飛(36)
46 3六歩打
47 1一と(21)
48 3七歩成(36)
49 同 銀(48)
50 5一飛(55)
51 6六銀(77)
52 7四歩(73)
53 4八銀(37)
54 7三桂(81)
55 1二と(11)
56 6五歩(64)
57 7七銀(66)
58 4五桂(33)
59 5七歩打
60 3六桂打
61 同 飛(26)
62 5七桂(45)
63 6四桂打
64 8二王(72)
65 5二歩打
66 6九桂成(57)
67 同 王(78)
68 5二金(61)
69 2六飛(36)
70 5三金(52)
71 5二歩打
72 8一飛(51)
73 5五桂打
74 6四金(53)
75 4三桂成(55)
76 同 金(32)
77 2三飛成(26)
78 6六歩(65)
79 同 銀(77)
80 6八歩打
81 同 金(58)
82 5六桂打
83 5七銀(48)
84 6八桂成(56)
85 同 銀(57)
86 5六桂打
87 4三竜(23)
88 6八桂成(56)
89 同 王(69)
90 5六歩打
91 5八香打
92 6五歩打
93 7七銀(66)
94 5七金打
95 同 香(58)
96 同 歩成(56)
97 同 王(68)
98 5三香打
99 6八王(57)
100 5七金打
101 7九王(68)
102 6七金(57)
103 7八銀打
104 6六歩(65)
105 4四竜(43)
106 5五銀打
107 4二竜(44)
108 4一歩打
109 4三竜(42)
110 5四角(63)
111 3四竜(43)
112 6五角(54)
113 4八桂打
114 4七角成(65)
115 6八歩打
116 7八金(67)
117 同 王(79)
118 5七馬(47)
119 3二竜(34)
120 6七歩成(66)
121 同 歩(68)
122 6六歩打
123 6八金打
124 6七歩成(66)
125 同 金(68)
126 6九銀打
127 同 王(78)
128 6七馬(57)
129 7八金打
130 6六銀(55)
131 6七金(78)
132 同 銀成(66)
133 7八金打
134 8八金打
135 投了
まで134手で後手の勝ち

2局目
開始日時:1951/09/00
棋戦:順位戦
戦型:中飛車
場所:東京「将棋会館」
持ち時間:7時間
手合割:平手
先手:原田泰夫
後手:松田茂役
*放映日:1951/09/18-24
*棋戦詳細:第06期順位戦A級
*「原田泰夫八段」vs「松田茂役(茂行)八段」
1 2六歩(27)
2 3四歩(33)
3 7六歩(77)
4 4四歩(43)
5 2五歩(26)
6 3三角(22)
7 4八銀(39)
8 5四歩(53)
9 5六歩(57)
10 4二銀(31)
11 6八王(59)
12 4三銀(42)
13 7八王(68)
14 5二飛(82)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 3六歩(37)
18 6二王(51)
19 6八銀(79)
20 7二王(62)
21 5七銀(48)
22 6二銀(71)
23 5八金(49)
24 6四歩(63)
25 4六歩(47)
26 3二金(41)
27 1六歩(17)
28 6三銀(62)
29 1五歩(16)
30 7四歩(73)
31 4七金(58)
32 8二王(72)
33 6六歩(67)
34 7二金(61)
35 6七銀(68)
36 7三桂(81)
37 3七桂(29)
38 5一飛(52)
39 6八銀(57)
40 4二角(33)
41 5八飛(28)
42 3三桂(21)
43 7七銀(68)
44 8四歩(83)
45 7九角(88)
46 2一飛(51)
47 2八飛(58)
48 5三角(42)
49 8八王(78)
50 5二銀(43)
51 7八金(69)
52 4三金(32)
53 6八角(79)
54 6二角(53)
55 8六歩(87)
56 5三角(62)
57 4八金(47)
58 4二金(43)
59 2九飛(28)
60 3二金(42)
61 5八金(48)
62 6二角(53)
63 1八香(19)
64 4三銀(52)
65 1九飛(29)
66 2二金(32)
67 4九飛(19)
68 3二金(22)
69 1九飛(49)
70 2二金(32)
71 4七金(58)
72 7一角(62)
73 5九角(68)
74 5二銀(43)
75 6八角(59)
76 4三銀(52)
77 9八香(99)
78 6二角(71)
79 9九王(88)
80 5二銀(43)
81 8八銀(77)
82 4一飛(21)
83 2九飛(19)
84 4五歩(44)
85 2四歩(25)
86 同 歩(23)
87 同 飛(29)
88 2三歩打
89 2九飛(24)
90 1四歩(13)
91 5五歩(56)
92 同 歩(54)
93 4五歩(46)
94 4三銀(52)
95 7五歩(76)
96 同 歩(74)
97 7六歩打
98 5四銀(43)
99 7五歩(76)
100 6五歩(64)
101 同 歩(66)
102 5三角(62)
103 5七金(47)
104 4六歩打
105 7六銀(67)
106 4七歩成(46)
107 同 金(57)
108 6五銀(54)
109 同 銀(76)
110 同 桂(73)
111 5九飛(29)
112 5四銀(63)
113 7四歩(75)
114 6六歩打
115 4六角(68)
116 8六角(53)
117 7九飛(59)
118 7一王(82)
119 7三銀打
120 6三金(72)
121 8三歩打
122 6一王(71)
123 6四歩打
124 7四金(63)
125 8七金(78)
126 7八歩打
127 8六金(87)
128 7九歩成(78)
129 7二角打
130 5一王(61)
131 7九銀(88)
132 7八歩打
133 8八銀(79)
134 4三銀(54)
135 6二銀成(73) *不成が正しいと思われる
136 同 王(51)
137 6三角成(72)
138 5一王(62)
139 7四馬(63)
140 6七歩成(66)
141 6三歩成(64)
142 投了
まで141手で先手の勝ち

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2013年03月11日

3月10日 棋譜解説 羽生大山の一号局

開始日時:1988/05/21 10:00
終了日時:1988/05/22 17:08
棋戦:王将戦
戦型:中飛車
持ち時間:5時間
消費時間:▲288△212
場所:青森県百石町「桃川」・東京将棋会館
先手:羽生善治
後手:大山康晴

*棋戦詳細:第38期王将戦二次予選1回戦
*「羽生善治五段」vs「大山康晴十五世名人」
▲7六歩
*大山と羽生の公式戦第1号局である第38期王将戦二次予選は、
*例外的に二日制とし。
△3四歩
*昭和六十三年五月二十一日、「東京将棋会館」で
*正午26手目を大山が封じ、翌二十二日午前九時から、将棋の町百石で公開対局として再開された。
▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5六歩 △5二飛
*△5四歩はすぐに突かなくても良いので、より価値の高い手を優先していく。
▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲5八金右 △8二玉
▲9六歩 △7二銀
*変化した。突き越してこいと言っているわけだが、このあと先手がなかなか突き越さないのが面白い。
▲3六歩 △5四歩 ▲2五歩 △3三角
▲5七銀 △3二金 ▲4六歩 △5三銀
*△4三銀の「ツノ銀」が普通ではある。
▲6六歩 △5五歩=封じ手
▲同 歩 △6四銀 ▲6七金 △5五銀 ▲5六歩 △6四銀
▲7七角 △4三金
*「ツノ金」とでも言うべきか。3二に置いておいたままでは働きが薄い。
▲8八玉 △9四歩
*ようやく受けた。
▲7八銀
*左美濃に。対ノーマル中飛車は舟囲いでの急戦が昔ながらだが、これが現代的。
△7四歩
▲1六歩 △8四歩 ▲8六歩 △7三銀引
*左銀を引きつけて囲いに組み入れる。この形は「大山美濃」と呼ばれることもある。
▲3八飛
*動くところ。
△2二飛
*反発の意思表示。
▲3五歩 △同 歩 ▲同 飛 △3四歩 ▲3八飛 △2四歩
▲2八飛 △2五歩 ▲3七桂 △2六歩 ▲2五歩 △5一角
▲2六飛 △3三桂
*振り飛車も左桂が使えてまずまず。
▲6五歩 △6二角 ▲5五歩 △8三銀
▲5六銀 △7二金 ▲1五歩 △2一飛 ▲6六角 △4五歩
▲2九飛 △4六歩 ▲4九飛 △3五角
*歩得を主張する。
▲5四歩 △2五桂
*思い切った捌き。
▲同 桂 △同 飛 ▲1一角成
*先手は香得で馬を作り良さそうだが。
△5七歩
*これが狙いの垂らしで後手が良い。
▲6六馬 △5八歩成
▲同 金 △2八飛成 ▲4八歩 △5四金 ▲5五歩 △5三金
▲7七桂 △4四桂 ▲8七香
*▲4五銀と逃げては△4七歩成が痛い。
△5六桂 ▲同 馬 △4七銀
▲同 金 △同歩成 ▲同 馬 △4六金
*馬を責める。
▲2九馬 △2七龍
▲8五歩 △同 歩 ▲2八歩 △3七龍 ▲6九桂 △5六歩
▲同 金 △同 金 ▲同 馬 △3六龍 ▲3四馬 △6八角成
▲6七馬 △同 馬 ▲同 銀 △6八金
*これがなんとも受けづらい。
▲8五桂 △8四歩
▲7三桂成 △同 桂 ▲7八金
*仕方なく受けたが。
△6七金 ▲同 金 △5八角
*この割り打ちが強烈。
▲7八銀 △4九角成
*後手圧勝となった。
まで124手で後手の勝ち
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2012年07月04日

2012.7.3 「中飛車今昔」第3回

今回は松田茂役(初名茂行。1921-1988)の棋譜を並べました。

先手:小堀清一
後手:松田茂役
1950年のB級順位戦の棋譜と言います。
*棋戦詳細:第05期順位戦B級
*「小堀清一七段」vs「松田茂役(茂行)七段」
1 2六歩(27)
2 3四歩(33)
3 7六歩(77)
4 4四歩(43)
 ツノ銀中飛車へ。
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 3六歩(37)
8 5四歩(53)
9 6八王(59)
10 5二飛(82)
11 5六歩(57)
12 6二王(51)
13 7八王(68)
14 7二王(62)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6八銀(79)
18 4三銀(32)
19 5八金(49)
20 6二銀(71)
 現代では美濃囲いに組む方が多いだろうか。本譜は▽6三銀の「右ツノ」を作るのを優先している。
21 6六歩(67)
22 6四歩(63)
23 6七銀(68)
24 6三銀(62)
25 1六歩(17)
 この端歩の意図するところは?誰か教えて下さい。
26 7四歩(73)
27 7七桂(89)
 奇異な形。ただし先手は角を引き角にして使えるので実際はそれほどおかしくもならない。
28 5五歩(54)
29 2五歩(26)
 なぜ▽5五同歩と取らなかったのか。
30 5六歩(55)
31 2四歩(25)
32 同 歩(23)
33 同 飛(28)
34 3二金(41)
 2筋はこれで、交換されたとしても破られはしない。
35 7九角(88)
36 2三歩打
37 2五飛(24)
 中空に引く。ただし他の引き場所も▽4四角や▽5五角の筋を考えると難しいのか?
38 7三桂(81)
39 5七歩打
 拠点を消しに行く。
40 同 歩成(56)
41 同 金(58)
 形でいえば▲同銀と取りたいが、それは▽3三桂▲2八飛▽4五桂で困る。銀が5六以外に逃げれば▽5六歩の垂らしがあり、5六に逃げれば▽5五歩で捕まってしまう。もし金なら5六に逃げて▽5五歩の時に▲4六金とスライドして大丈夫。
42 5四銀(43)
43 3七桂(29)
44 5五歩打
45 4六歩(47)
46 8二王(72)
47 4七銀(48)
48 7二金(61)
49 2九飛(25)
 中段にいては狙われやすいし、最下段にいれば受けにも良く利く。▲4七銀とのバランスが良好である。
50 5一飛(52)
 こちらも下段飛車に。5二のままでは4一と6一に割り打ちの隙がある。飛車引きは中飛車の手筋。
51 5八金(69)
52 3三角(22)
53 1五歩(16)
54 4二角(33)
55 6八金(58)
 5八に上がった金をすぐに寄せる。手損である。いかなる意味だろう?
56 2四角(42)
 この角出も難しい。以下角が細かく動く。誰か教えて下さい。
57 8八王(78)
58 8四歩(83)
59 7八金(68)
60 3三角(24)
61 8九王(88)
62 4二角(33)
 後手角の動きは手待ちではないかという意見も。
63 2六飛(29)
 これは先手の手待ちだろう。
64 6五歩(64)
 先手が中段飛車にしたのを見て、今が突きどころという感じだろうか?
65 同 歩(66)
66 同 桂(73)
67 同 桂(77)
68 同 銀(54)
69 6六歩打
70 5四銀(65)
71 5八金(57)
72 9二香(91)
 6筋の歩交換で角筋が通った。次に地下鉄飛車からの端攻めを目指す。
73 8六歩(87)
 手筋。後手の角筋を止めつつ将来▲8七金などで端を緩和する余地を作る。▽同角ならその▲8七金が角に当たる。
74 6四銀(63)
 木村美濃は崩れるが、厚みを持たせる。7五〜9七の斜めの進路が見えている。
75 4五歩(46)
 後手からの9筋攻めをまともに受けようとしても受からない。攻めに活路を見出だす。
76 同 歩(44)
77 3五歩(36)
78 7五歩(74)
 後手も突っかける。
79 4四歩打
80 5三角(42)
 ▲4五桂!(▽同銀は▲4三歩成)のような筋を緩和しておく。。
81 4三歩成(44)
 ▲4五桂は▽4四角と躱される。先に歩成を入れて銀をバックさせる。
82 同 銀(54)
83 4五桂(37)
84 7一角(53)
85 5三歩打
 後手の飛角の利きを押さえたが。
86 4四歩打
 これで先手の桂は助からない。
87 6五歩(66)
 4五の桂が生きている間に先手はどれだけの仕事ができるか。
88 同 銀(64)
89 6四桂打
90 4五歩(44)
91 5二歩成(53)
 7二の金を取るよりこちらのほうが良い。
92 同 銀(43)
93 同 桂成(64)
94 同 飛(51)
95 4一銀打
 割り打ちを実現させた。
96 6二飛(52)
97 3二銀(41)
98 6六歩打
 ▽3二飛などと面倒を見ていると、▲2三飛成で却って先手先手で攻められてしまう。2筋方面はもう放っておいて囲いを攻めるこの手が厳しい。
99 2一銀成(32)
 桂を取ることによってちょっとしたワナが生じる。
100 6七歩成(66)
101 同 金(58)
102 7四桂打
 控え桂が好手。前述のワナとは▲7四桂の王手飛車の筋だが、「敵の打ちたいところに打て」でそれも消している。
103 2三飛成(26)
104 6六桂打
 手厚く重ね打つ。
105 6八金(78)
106 7六銀(65)
107 6六金(67)
108 7七桂打
 以下は最速の寄せ。
109 同 金(68)
110 同 銀成(76)
111 8八金打
112 8七金打
113 7八歩打
114 8八成銀(77)
115 同 角(79)
116 6八金打
117 2八竜(23)
118 7八金(87)
119 9八王(89)
120 8八金(78)
 ▲同玉は▽7九角▲7七玉▽7六銀以下の即詰み、▲9七玉には必至がかかる。
121 投了

まで120手で後手の勝ち
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posted by fuaishuu-diario at 14:39| Comment(0) | 中飛車今昔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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