2012年07月12日

留井の終盤講座〜理論編〜(4月3日、5日)

 今回は、昔、人が集まらなくて行った単発の終盤講座を、受け得さんの要望もあり、改めて行ったものを二回に分けてまとめたものです。サークルの序盤研究の方針からはそれますが、私は序盤の強さは終盤に十分の強さがあってこそ真価が現れるものだと思います。そして、終盤の読みの深め方は判断材料が違う(終盤は駒の損得より速度、など)とはいえ基本は一緒なので通じることがあると思います。

(1)終盤の基本知識
 将棋というゲームは結局のところ「自分の王様より先に相手の王様を詰ませたほうが勝ち」です。ですから、当然ながらとりあえず王手をかければいいというものではありません。このことについては後述するとして、まずは考えていくための道具を二つ紹介しておきます。

 @ ○手すき
 よく終盤の話をしていると「一手すき」とか「二手すき」とかいう言葉を耳にします。これは終盤で最も重要な考え方なので意味をきちんと理解しましょう。「○手すき」の○の部分に入る数字は『攻める側に何度手番が渡ったら王様が詰むか』という数字です。たとえば
例1.gif例2.gif
例1では相手に一度手番が渡ると▲5二金打 で詰んでしまいます。この場合は「一手すき」ですね。別名『詰めろ』です。では例2はどうでしょうか?ちなみに詰まされる側の手番はとりあえず「パス」ということにして考えておきます。すると、△パス ▲5三金 △パス ▲5二金打 で詰みとなるので相手に二回手番が回ると詰んでしまいます。つまり二手すきですね。
 今度はちょっとひっかけです。さて例3は何手すきでしょうか?
例3.gif 
今回は手順をきちんと考える必要がありますね。正解は△パス ▲3三金 △3一玉 ▲4三金 △パス ▲3二金までです。
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posted by fuaishuu-diario at 00:00| Comment(0) | 中終盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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