2012年07月04日

2012.7.3 「中飛車今昔」第3回

今回は松田茂役(初名茂行。1921-1988)の棋譜を並べました。

先手:小堀清一
後手:松田茂役
1950年のB級順位戦の棋譜と言います。
*棋戦詳細:第05期順位戦B級
*「小堀清一七段」vs「松田茂役(茂行)七段」
1 2六歩(27)
2 3四歩(33)
3 7六歩(77)
4 4四歩(43)
 ツノ銀中飛車へ。
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 3六歩(37)
8 5四歩(53)
9 6八王(59)
10 5二飛(82)
11 5六歩(57)
12 6二王(51)
13 7八王(68)
14 7二王(62)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6八銀(79)
18 4三銀(32)
19 5八金(49)
20 6二銀(71)
 現代では美濃囲いに組む方が多いだろうか。本譜は▽6三銀の「右ツノ」を作るのを優先している。
21 6六歩(67)
22 6四歩(63)
23 6七銀(68)
24 6三銀(62)
25 1六歩(17)
 この端歩の意図するところは?誰か教えて下さい。
26 7四歩(73)
27 7七桂(89)
 奇異な形。ただし先手は角を引き角にして使えるので実際はそれほどおかしくもならない。
28 5五歩(54)
29 2五歩(26)
 なぜ▽5五同歩と取らなかったのか。
30 5六歩(55)
31 2四歩(25)
32 同 歩(23)
33 同 飛(28)
34 3二金(41)
 2筋はこれで、交換されたとしても破られはしない。
35 7九角(88)
36 2三歩打
37 2五飛(24)
 中空に引く。ただし他の引き場所も▽4四角や▽5五角の筋を考えると難しいのか?
38 7三桂(81)
39 5七歩打
 拠点を消しに行く。
40 同 歩成(56)
41 同 金(58)
 形でいえば▲同銀と取りたいが、それは▽3三桂▲2八飛▽4五桂で困る。銀が5六以外に逃げれば▽5六歩の垂らしがあり、5六に逃げれば▽5五歩で捕まってしまう。もし金なら5六に逃げて▽5五歩の時に▲4六金とスライドして大丈夫。
42 5四銀(43)
43 3七桂(29)
44 5五歩打
45 4六歩(47)
46 8二王(72)
47 4七銀(48)
48 7二金(61)
49 2九飛(25)
 中段にいては狙われやすいし、最下段にいれば受けにも良く利く。▲4七銀とのバランスが良好である。
50 5一飛(52)
 こちらも下段飛車に。5二のままでは4一と6一に割り打ちの隙がある。飛車引きは中飛車の手筋。
51 5八金(69)
52 3三角(22)
53 1五歩(16)
54 4二角(33)
55 6八金(58)
 5八に上がった金をすぐに寄せる。手損である。いかなる意味だろう?
56 2四角(42)
 この角出も難しい。以下角が細かく動く。誰か教えて下さい。
57 8八王(78)
58 8四歩(83)
59 7八金(68)
60 3三角(24)
61 8九王(88)
62 4二角(33)
 後手角の動きは手待ちではないかという意見も。
63 2六飛(29)
 これは先手の手待ちだろう。
64 6五歩(64)
 先手が中段飛車にしたのを見て、今が突きどころという感じだろうか?
65 同 歩(66)
66 同 桂(73)
67 同 桂(77)
68 同 銀(54)
69 6六歩打
70 5四銀(65)
71 5八金(57)
72 9二香(91)
 6筋の歩交換で角筋が通った。次に地下鉄飛車からの端攻めを目指す。
73 8六歩(87)
 手筋。後手の角筋を止めつつ将来▲8七金などで端を緩和する余地を作る。▽同角ならその▲8七金が角に当たる。
74 6四銀(63)
 木村美濃は崩れるが、厚みを持たせる。7五〜9七の斜めの進路が見えている。
75 4五歩(46)
 後手からの9筋攻めをまともに受けようとしても受からない。攻めに活路を見出だす。
76 同 歩(44)
77 3五歩(36)
78 7五歩(74)
 後手も突っかける。
79 4四歩打
80 5三角(42)
 ▲4五桂!(▽同銀は▲4三歩成)のような筋を緩和しておく。。
81 4三歩成(44)
 ▲4五桂は▽4四角と躱される。先に歩成を入れて銀をバックさせる。
82 同 銀(54)
83 4五桂(37)
84 7一角(53)
85 5三歩打
 後手の飛角の利きを押さえたが。
86 4四歩打
 これで先手の桂は助からない。
87 6五歩(66)
 4五の桂が生きている間に先手はどれだけの仕事ができるか。
88 同 銀(64)
89 6四桂打
90 4五歩(44)
91 5二歩成(53)
 7二の金を取るよりこちらのほうが良い。
92 同 銀(43)
93 同 桂成(64)
94 同 飛(51)
95 4一銀打
 割り打ちを実現させた。
96 6二飛(52)
97 3二銀(41)
98 6六歩打
 ▽3二飛などと面倒を見ていると、▲2三飛成で却って先手先手で攻められてしまう。2筋方面はもう放っておいて囲いを攻めるこの手が厳しい。
99 2一銀成(32)
 桂を取ることによってちょっとしたワナが生じる。
100 6七歩成(66)
101 同 金(58)
102 7四桂打
 控え桂が好手。前述のワナとは▲7四桂の王手飛車の筋だが、「敵の打ちたいところに打て」でそれも消している。
103 2三飛成(26)
104 6六桂打
 手厚く重ね打つ。
105 6八金(78)
106 7六銀(65)
107 6六金(67)
108 7七桂打
 以下は最速の寄せ。
109 同 金(68)
110 同 銀成(76)
111 8八金打
112 8七金打
113 7八歩打
114 8八成銀(77)
115 同 角(79)
116 6八金打
117 2八竜(23)
118 7八金(87)
119 9八王(89)
120 8八金(78)
 ▲同玉は▽7九角▲7七玉▽7六銀以下の即詰み、▲9七玉には必至がかかる。
121 投了

まで120手で後手の勝ち
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2012年07月01日

2012.6.29 練習将棋

開始日時:2012/06/29 22:45:26
棋戦:自由対局室
手合割:平手
先手:shukyu14
後手:toruno
手数----指手---------消費時間--
1 7六歩(77) ( 0:16/00:00:16)
2 8四歩(83) ( 0:06/00:00:06)
3 2六歩(27) ( 0:04/00:00:20)
4 3四歩(33) ( 0:03/00:00:09)
5 2五歩(26) ( 0:02/00:00:22)
6 3三角(22) ( 0:02/00:00:11)
7 3三角成(88) ( 0:14/00:00:36)
8 3三桂(21) ( 0:04/00:00:15)
9 8八銀(79) ( 0:02/00:00:38)
10 2二銀(31) ( 0:22/00:00:37)
11 7八金(69) ( 0:04/00:00:42)
12 3二金(41) ( 0:02/00:00:39)
13 3八銀(39) ( 1:02/00:01:44)
14 6二銀(71) ( 0:28/00:01:07)
15 4六歩(47) ( 0:23/00:02:07)
16 6四歩(63) ( 0:22/00:01:29)
17 4七銀(38) ( 0:04/00:02:11)
18 6三銀(62) ( 0:02/00:01:31)
19 5六銀(47) ( 0:49/00:03:00)
20 5四銀(63) ( 1:07/00:02:38)
21 7七銀(88) ( 0:02/00:03:02)
22 4一玉(51) ( 0:02/00:02:40)
23 6九玉(59) ( 0:02/00:03:04)
24 5二金(61) ( 0:58/00:03:38)
25 5八金(49) ( 0:04/00:03:08)
26 4四歩(43) ( 0:01/00:03:39)
27 7九玉(69) ( 0:08/00:03:16)
28 4三金(52) ( 0:02/00:03:41)
29 8八玉(79) ( 0:03/00:03:19)
30 3一玉(41) ( 0:07/00:03:48)
31 6八金(58) ( 0:04/00:03:23)
32 3五歩(34) ( 0:40/00:04:28)
33 9六歩(97) ( 0:23/00:03:46)
34 3四金(43) ( 0:05/00:04:33)
35 1六歩(17) ( 1:59/00:05:45)
36 1四歩(13) ( 0:13/00:04:46)
37 6六歩(67) ( 0:08/00:05:53)
38 4二飛(82) ( 0:28/00:05:14)
39 9五歩(96) ( 1:19/00:07:12)
40 4五歩(44) ( 0:03/00:05:17)
41 4五歩(46) ( 0:21/00:07:33)
42 4五銀(54) ( 0:10/00:05:27)
43 5五銀(56) ( 0:48/00:08:21)
44 3六歩(35) ( 0:02/00:05:29)
45 2四歩(25) ( 1:25/00:09:46)
46 2四歩(23) ( 0:07/00:05:36)
47 6四銀(55) ( 0:46/00:10:32)
48 3七歩成(36) ( 0:12/00:05:48)
49 3七桂(29) ( 0:02/00:10:34)
50 3六銀(45) ( 0:01/00:05:49)
51 5三銀成(64) ( 3:28/00:14:02)
52 4九飛成(42) ( 0:08/00:05:57)
53 6七角打 ( 0:08/00:14:10)
54 1九龍(49) ( 0:47/00:06:44)
55 3四角(67) ( 0:03/00:14:13)
56 2五角打 ( 0:17/00:07:01)
57 2五桂(37) ( 0:26/00:14:39)
58 2八龍(19) ( 0:05/00:07:06)
59 3三桂成(25) ( 1:15/00:15:54)
60 3三銀(22) ( 0:07/00:07:13)
61 6七角(34) ( 0:57/00:16:51)
62 4七銀(36) ( 0:43/00:07:56)
63 6四角打 ( 0:05/00:16:56)
64 2二玉(31) ( 0:05/00:08:01)
65 2八角(64) ( 0:04/00:17:00)
66 3八飛打 ( 0:04/00:08:05)
67 2三歩打 ( 0:23/00:17:23)
68 2三玉(22) ( 0:07/00:08:12)
69 2三角成(67) ( 0:10/00:17:33)
70 投了 ( 0:00/00:08:12)

今回の対局を振り返ってみる。
まず序盤だが、駒の偏りはひどいが遊び駒がほとんどない。
この点はしゅうきゅうさんも同意見だったようだ。
34手目△3四金は、相手の飛車先を受ける手だけでなく、次に2五の地点を攻める手にもなっているのではという意見が出た。

次に中盤。
中盤は△4五歩と突いて▲同歩 △同銀と歩交換を行って、銀交換も行おうと思っていた。
だが、そうは問屋が卸さないわけで、▲5五銀とうまく躱されてしまった。
そんな訳で△3六歩から▲同歩 △同銀を狙ったのだが、▲2四歩とまたしても躱されてしまった。相手をきちんと見てないからこういう目に合うのだろう(笑)
7月1日の例会では4五の銀をこの後どう働かせるか見えなかった。
その後も考えてみたのだが、今も良い手が見つかっていない。やはり48手目は3七歩成と成り捨てずに、銀を引くなり攻めに参加させるなりした方が良かったのだろうか・・・

以上がトルノ視点からの振り返りです。
今回は利きを見落としたりと、木を見て森を見ずな場面が多かったです^^;
また、自分の事で一杯一杯だったせいか、相手が何を考え何を思って一手一手を指していたのかを見ていなかったように思います。
次からは見落としをすることなく落ち着いて指せるように、「息は深く、視野は広く(3月のライオン1巻より)」と「相手をしっかり見る」の2つを心掛けて丁寧に指していこうと思います。
タグ:toruno
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2012.6.22練習将棋へのコメント

感想戦の時に私が回戦落ちしてしまい、あまり捗らなかったようなので、勝手ながら個人的な感想を投稿します。












FB将棋miniはフリーソフトです。詳しくは、FAT BECKY 将棋サイトをご覧下さい。



まずはゴキゲン中飛車の立ち上がり。
11手目▲5八金右としてから先手右銀を繰り出していったが、流行の「超速」ではこの金上がりを省いていきなり▲3六歩〜▲3七銀と出る。
22手目▽3二金は堅実そうだが、少し早い感がある。先手の左銀が7七〜6六と出てくればこれは相当な脅威だが、まだそれともわからないので、玉側に寄せる可能性を残すのと、一段金は強いのとにより、まだ保留しても良かったのではないかと思う。少し高度なところだが、柔軟さが出てくるのではないだろうか。
28手目▽6四歩は、通常このように玉の小鬢こびんを開ける手は感触が悪いと思えるようにしたいが、先手に6筋の位を取られてはそれも大きいので、仕方ないと思う。余談ながら、一般に囲いの端から4列目の位は大体に於いて優れている。
35手目▲9七角では▲7七角と上がるのが普通で無難。直ぐに▽9五歩と突かれるとどうするのだろう。是非読みを教えて下さい。←Question!お答え頂けると有り難いです。
37手目▲7七桂にも▽9五歩と突くとどうなるでしょうか。今度は更に端が薄いですが。
40手目▽4二角は、次に▲4五桂と角取りに跳ねられて以下▽4二角▲6五歩などと先手先手で攻められるのを予め避けた手と解釈して良いでしょうか。
40手目▲2四歩は▽同歩と取らせて将来▲2四飛と走る手を見込んだ手筋だが、対して「そうは問屋が卸さない」とばかりに▽同角と取ってしまうのも考えらるだろう。寧ろ▲8六角と▽4二角の見合いが解消されるという利があるかもしれない。
44手目だが、私は一目で▽3三桂と捌きたい。以下▲同桂成▽同角▲4五桂▽4二角▲6五歩▽7四桂などと撃ち合う。本譜▽8四歩では大分時間を使われているが、やはり突きづらいところ。形は▽7四歩の方が明らかに良い。
46手目▽8五歩とやるのはさすがに厳しいか・・・。しかし本譜の▽7四銀では▲6四角と出て先手良さそう。あるいは▽6五同歩と取ってしまって▲4二角成▽同金▲2四飛▽3三桂▲2二飛成▽6四角(図1)というのは振り飛車っぽい感じ。
図1.gif
53手目は強く▽4四歩と催促される手も見えるだけにかなり思い切った角打ちと思う。▽6六歩と叩かれる筋も気になるし、一回▲6六桂と打っておくのはどうだったか。
対して54手目は▽6二歩なら堅くはある。
55手目は▲6六桂と打ってどうか。一例は▽4五角▲同銀▽3七角▲7四桂▽同歩▲2九飛▽5六歩▲4六銀などだろうか。
57手目も▲6六桂とは打てた。実は本譜の▲7五歩も▽同銀▲6三歩成▽同金▲4一角で、成立していないこともないかもしれない。
59手目▲4五角は敢えて言って大失着。少し勘違いされたようです。▽6四飛で垂れ歩を払われてしまった。61手目で▲5五銀と出る勝負手もあるが、先手が苦しそうである。
63手目▲5五銀には直ぐに▽3七角があった。ただ本譜も結局時間差で▽3七角を打ち、後手の駒得があまりに大きい。
しかし78手目の▽1九馬は少しぬるい。香車を取っても先手玉への影響があまり変わらず、それなら▽2九飛と打っておけば先手は5九や6九に駒を打つより他はなく、後手楽勝だった。
80手目▽7四歩は、馬筋を通しつつ桂取りの催促のようで、実際は残念ながら利かなかった。そもそも▲8三銀と打たれて即寄りである。
大逆転劇になってしまいましたが、ともあれ両対局者様お疲れ様でした。
タグ:11sayuri26
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